TOEFL®とは
TOEFL iBT®とは?
TOEFL iBT®テストはEducational Testing Service (ETS) が開発したテスト英語を母国語としない人の英語力を判定する英語のテストです。TOEFL iBT®はパソコンを使ったインターネットベースのテストで、聞く・話す・読む・書くの4技能の英語全般のコミュニケーション能力が測定されます。留学生を受け入れる際の英語力を試すテストとして用いられるため、アカデミックな内容となっています。
TOEFL iBT®テスト時間は約3時間で、テストの結果は、4技能がそれぞれのセクションが30点、4セクションの合計が120点満点です。
試験内容
Reading
1パッセージ当たり700語程度のアカデミックな文章を読んで質問に答えます。内容は科学、生物関連、天文、経済、歴史など、文系から理系まで多岐にわたりますが、高度な専門語彙は出題されません。
1パッセージ10問中、4つの選択肢から1つを選んでクリックする問題が9問、6つの選択肢の中から正しい選択肢を3つ選ぶ問題が1問出題されます。
パッセージの数 | 2 |
設問数 | 1パッセージあたり10問/全20問 |
セクション全体の時間 | 35分 |
Listening
リスニングセクションでは大学での講義の内容や、キャンパスを舞台にした会話などの聞き取りを行います。文系から理系まで幅広い分野のアカデミックな話題が取り上げられ、また会話やモノローグ、あるいは複数の人によるナチュラルスピードのディスカッションなどに対応する必要があります。
ナチュラルスピードで1回だけ再生され答え方のパターンは、4つの選択肢から1つを選んでクリックするのが基本ですが、選択肢ごとにYesかNoをチェックするタイプや、答えを2つ選ぶものもあります。
講義 | 3題(1題あたり6問/全18問) |
会話 | 2題(1題あたり5問/全10問) |
セクション全体の時間 | 36分 |
Writing
ライティングでは、2つのタスクが課されます。ライティングの力だけでなく、リーディングとリスニングの力も求められるIntegrated Taskとライティングの力のみを試されるWriting for an Academic Discussionです。
アカデミックな話題に関連した文章を読み、それとは異なる見解の教授の話を聞いて、両者の要点を150~225語でまとめます。次のタスクは、教授の質問に対する生徒の意見を読んだうえで自分の意見を100語以上で回答します。
Integrated Task | 1問 |
Academic Discussion | 1問 |
セクション全体の時間 | 29分 |
Speaking
スピーキングセクションは単純にスピーキング力だけを測定するIndependent Taskと、リスニングやリーディングが複合されたIntegrated Taskがあります。
4課題のうち、No.1はIndependent Taskで、受験者自身の意見と理由を説明することが求められます。No.2~No.4は大学の授業やキャンパスでの会話に関する内容をを読みまたは聞いた上で、会話・授業の要約し述べるIntegrated Taskです。
各問題につき、15~30秒の解答準備時間を与えられます。解答時間は45~60秒です。マイク付ヘッドホンを着用し、解答をコンピューターに音声を吹き込む形式です。
Integrated Task | 1問 |
Independent Task | 3問 |
セクション全体の時間 | 17分 |
- TOEFLスコアって何に使えるの?
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主に米国やカナダの大学・大学院への正規留学の際に、入学審査基準の1つとしてTOEFL®テストのスコアが要求されます。留学奨学金プログラムや最近では日本の大学において交換留学プログラムの選考試験においても必要となる場合があります。また日本国内でも、英語の4技能を測定するテストとして大学や大学院の入試で活用することもできます。
- TOEFLスコアアップするには?
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英語力の強化とテスト対策を行っていくことが大切です。英語力高めながら試験の形式を理解し効率よく得点できるようになることがスコアアップの秘訣です。
TOEFLを勉強していくうえで重要なテキストはThe Official Guide to the TOEFL iBTテストでしょう。試験作成元であるETSが作成したテキストで本番の試験の再現性が一番高くなっています。この1冊ですべて4セクションの概要がわかるようになっています。まずは一度全体を解いて、テストに対しての自身のパフォーマンスを分析し、今後の学習計画を立てるのがよいでしょう。
また単語学習は単語帳のみに頼ると飽きやすいので、単語帳と並行して勉強したリーディング、リスニングからわからなかった語彙をノートにまとめ行くのがおすすめです。
- スコアアップまでの道のり
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スコアを10点あげるのに100時間の勉強が必要だともいわれる試験です。テストのスコアが必要な時期、必要なスコアをしっかりと逆算し余裕をもって準備するようにしましょう。