IELTS®とは
IELTS®とは
IELTS(アイエルツ: International English Language Testing System)は、世界の140か国以上、10,000以上の機関に採用され、年間350万人以上が受検する英語力証明のグローバルスタンダードテストです。
英語環境において、学業や仕事、生活をしていくのに必要な英語力を証明します。
IELTSを受ける人とは?
- 英語圏での国での留学・就業・移住を希望している人
- 英語力を高めキャリアアップを目指す人
- 国内の入学試験での利用を考えている人
IELTSのテストとは?
目的に応じて、以下の2種類が用意されています。
- IELTS Academic moduleは、学士および修士学位取得のための留学や英国大学留学のためのTier4(学生ビザ)申請、英語圏の専門的機関での就労を目的としている人が対象です。日本又は海外の大学入試ではこちらを使用することになります。Academic moduleは General Training moduleよりReadingとWritingセクションの難易度が高い。ListeningとSpeakingの試験内容は共通。
- IELTS General Training moduleは、学士以下の留学やトレーニングや英語圏での就業や職業訓練、英語圏への移住、自らの英語力の向上やキャリアアップを目的としている人が対象です。
IELTS®は、4つの英語能力(Listening, Reading, Writing, Speaking)試験で構成され、合計所要時間は約2時間45分です。ReadingとWritingのみ、Academic moduleとGeneral moduleで試験内容が異なります。テスト結果は、4つのパート別及び総合のバンドスコアが、1.0から9.0の0.5刻みで示されます。必要となるバンドスコアは、各大学や受け入れ機関で異なります。
オーバーオールバンドスコアは4つのモジュールの平均点で決まります。平均点が5.875など0.5刻みのスコアにならなかった場合は、その数字に一番近いバンドのスコアになります(例えば、平均5.875の場合は6)。さらに0.5きざみの中間、5.25や5.75だった場合は切り上げられます(例えば、5.75の場合は6)。
IELTS®には、ペーパー受験とコンピューター受験があります。ペーパー受験は、紙と鉛筆による試験なので、問題用紙に直接書き込んだり、重要箇所に線を引いたりすることができ、パソコンが苦手な方は、こちらの試験のほうが向いているでしょう。一方、コンピューター受験は、パソコンを使ってIELTSの試験を受ける方法です。タイピングでの解答になるので、コンピューターの扱いに慣れている人の場合は、こちらのほうがよいかもしれません。リスニングはヘッドフォンを利用できるため、ペーパー受験より聞き取りやすいといったメリットもあります。また、試験結果が、ペーパー受験よりも早くわかるのも特徴です。
IELTSのテスト内容
(Academic Moduleの場合)
- Listening(30分)4セクション・40題
- Reading(60分)長文3題・40問
- Writing(60分)2題
- Speaking(11~14分)3パート・質問数は決まっていない
IELTS®の勉強法とは?
IELTS®を受検するにあたって、語彙力や文法力は必須です。まずは、IELTS®用の単語集等を活用して、IELTS®で頻出の単語・熟語を習得しましょう。語彙力を鍛えることで、Readingパートだけでなく、Listening、Writing、Speakingパートにもプラスの効果が期待できます。
IELTS®の公式問題集を利用して、本番と同じように解いてみましょう。実際に問題を解くことで、時間配分や問題構成、そして自分が学習しなければならないところが見えてくるでしょう。また、現在の自分の実力を知り、目標スコアまでの学習計画を立てることにも役立ちます。
IELTS®公式問題集を解き、苦手パートがわかったら、そこを鍛えていく必要があります。もう一度、基礎に戻って単語や文法を学習し直すことが効果的な場合や、問題を多く解いて試験慣れをすることが効果的な場合、問題の解き方(ストラテジー)を学習することが効果的な場合など、個々の英語力や特性、目標達成期限によって様々な方法が考えられます。