2026年1月 TOEFL iBT®変更点について
TOEFL iBT®が2026年1月21日からアップデートされます。今まで中学受験や高校受験の出願要件のためにTOEFLに取り組む小中学生にとって、そのアカデミックな内容はかなり困難なものでした。
しかし、今回の変更で、これまでのアカデミックな内容に加え、日常生活で触れるような文章が出題されるようになり、小中学生でも取り組みやすくなります。
TOEFL iBT® 2026年主な変更点
- ReadingとListeningでアダプティブ方式が採用されます
ReadingとListeningはModule1、Module2の2つのモジュールで構成され、1つ目のモジュールの正答率に応じて、2つ目のモジュールの難易度(Upper・Lower)が変わります。これにより、受検者のより確実な英語力が測定できるようになります。
- スコア体系の変更(CEFR対応)
新たに1~6 のバンドスケールが導入されます。これによって、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)との対応が明確になります。また、従来の 0~120 のスコアは、2028年1月まで移行期間として併記されます。
- スコア結果通知の迅速化
試験終了後、スコア通知までの時間が72時間以内(またはそれ以下) に短縮されます。
- 試験問題・内容のアップデート
日常生活を反映した内容が追加になります。Listeningでは、アカデミック関連の短いアナウンスや、日常会話における回答を選択するものなどが出題されるようになります。Readingでは、掲示物、メール、SNS、広告、メニューなどの日常よく触れる文章の中から出題が加わります。Writingでは、integrated taskが廃止となり並べ替え問題とメールの作成問題が新たに加わることになります。Speakingでは、読まれた文章を聞き取り、そのまま聞いたものを繰り返すListen and Repeat。インタビュアーの話のトピックに関連した4つの質問に答え、自分の経験や意見について話すTake an Interviewの2構成になります。
- 試験時間・問題数の変更
アダプティブ形式が導入されることにより、全体の試験時間が短くなります。
- Readingの設問数
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20問 → 35~48問
- Readingの試験時間
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35分 → 約27分
- Listeningの設問数
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28問 → 35~45問
- Listeningの試験時間
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36分 → 約27分
- Writingの設問数
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2問 → 12問
- Writingの試験時間
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29分 → 約23分
- Speakingの設問数
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4問 → 11問
- Speakingの試験時間
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16分 → 約8分
ETS Japan合同会社
https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/202601/
このように、文法や語彙の力を確認するだけでなく、日常生活の中での英語の運用能力も確認する、より実践的な形式の出題に変わります。新傾向のTOEFL iBT®対策については、講師が出題を予測し対策授業を提供いたします。
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